「すごいなーと思ったのは池畑さんの体力ですね。開演前も終演後も誰よりも元気でパワフル。帰りも池畑さんは一人別便で、夜には東京でライヴだったそうで、ほんとすごいです」渡辺太朗
「夜の果てへの旅」のための映像より／吉原江輔(mood.films)
―――4月の最後の週末、宮城県エコみちのくキャンプで開催された「ARABAKI ROCK FEST '09」に、「HEATWAVE × mood.films」として出演した、映像チームmood.filmsにインタビューしてみました。
『land of music "the Risign"』のライヴDVDに収録された2007年4月のライヴ、そして2008年1月のライヴと、これまで2回、ヒートウェイヴと映像とのコラボレーションを行なっているmood.filmsですが、フェス、それも東京から遠く離れた野外会場、深夜の時間帯ということで勝手が違う部分もたくさんあったのではないでしょうか？
渡辺太朗 普段はほとんど引きこもりのような生活をしているので、遠征は楽しかったです。
僕らはバンドとは別で新幹線での移動だったのですが、不慣れなもので、仙台駅からスタッフ用ではなくお客さん用のバスに乗ってしまい、大雨の中を機材を持ったままかなりの距離を歩く羽目になってしまって、会場に着いたときはすでにヘトヘトでしたが……。
楽屋ブースは、たくさんのミュージシャンがバーベキューを囲んでいて、楽しい雰囲気でした。
僕らもそこにしばらくいて、池畑さんに肉を焼いてもらって食べたりしてました（恐縮です）。
その時にカフェ・ミルトンの方にお会いして少し話しをしたのですが、去年の渋谷DUOでのライブでの映像が良かったと言っていただけてうれしかったです。
―――フェスのサイトには「HEATWAVE × mood.films（VJ）」としっかりクレジットされていて、あの時間帯は、他の出演者も映像とのコラボレーションということで、期するものも大きかったと思います。山口洋からは「彼らにはいつも全幅の信頼を寄せているから」事前に注文はない、とのことでしたが、どのようなコンセプトの映像だったか、ARABAKIに行けなかったファンに教えてください。
渡辺太朗 今回は、「夜の果てへの旅」では今回アラバキ遠征に来られなかったメンバーの吉原君の新作映像を使いましたが、それ以外の曲では過去の映像をリミックスして使いました。「BORN TO DIE」では『land of music "the Rising"』のドキュメンタリーの映像と「フールとクール」の映像を使ったので、『the Rising』を持っている方は気づいたかもしれませんね。
やってみてからわかったのですが、フェスでのVJはテンションのもって行き方が難しかったです。これまでのワンマンのライブと違って、「流れ」をつかむのではなくいきなりトップギアから入るのに慣れなくてはなあ、というのがちょっと反省点です。僕らのVJはけっこうその場の思いつきで映像をミックスすることが多いので、「ノリ」が重要な要素なんです。
準備の関係で他の出演者の方の映像はほとんど見てないのですが、それぞれ個性的な映像だったと思うので、お客さんはいろんなスタイルの映像表現をみることができたことと思います。その中で僕らのスタイルがどう写ったのか興味がありますね。山口さんの歌詞の物語と、同時並行に流れる映像の物語が、オーディエンスの中でいい具合に絡まりあってたら大成功です。
―――『land of music "the Rising"』で、mood.filmsが担当しなかったもうひとつのDVD、ドキュメンタリー部分も、今回はバンドメンバーとの遠征で実際にご覧になったと思うのですが、オフステージのメンバーの言動で印象に残ったことは何ですか？
宮崎幸司 そうですね……出演日だったフェス初日はあいにくの雨だったのですが、途中僕が傘をどこかに置き忘れてしまいまして、まあ深夜になって雨も小降りになっていたので、まあいいかとそのまま歩いていたところ、魚さんが「あんまり濡れると風邪ひくよ」と傘を差し掛けて下さって、なんてジェントルなんだ！と感銘を受けました。
今回僕らは東京からアラバキへ、そしてまた東京へ戻って来るという単純な移動でしたが、今日は八重山、明日は東北と日々動きまわって、いつでも魂込めて唄っている山口さんのことを思うと、こんなんで疲れたとかいってらんないな。とそう思います……。精進します。
渡辺太朗 帰りの移動は山口さん、圭一さん、魚さんと同じ車だったので、窓を流れる景色を見ながら、ドキュメンタリーの映像を思い出していました。
山口さんと魚さんは「虫けら」でしたが、圭一さんは起きてたのでグラフィックデザインや映像の話をしてました。
すごいなーと思ったのは池畑さんの体力ですね。開演前も終演後も誰よりも元気でパワフル。帰りも池畑さんは一人別便で、夜には東京でライヴだったそうで、ほんとすごいです。引きこもり映像チームは見習わないといけないですね（笑）。
『land of music "the Risign"』のライヴDVDに収録された2007年4月のライヴ、そして2008年1月のライヴと、これまで2回、ヒートウェイヴと映像とのコラボレーションを行なっているmood.filmsですが、フェス、それも東京から遠く離れた野外会場、深夜の時間帯ということで勝手が違う部分もたくさんあったのではないでしょうか？
渡辺太朗 普段はほとんど引きこもりのような生活をしているので、遠征は楽しかったです。
僕らはバンドとは別で新幹線での移動だったのですが、不慣れなもので、仙台駅からスタッフ用ではなくお客さん用のバスに乗ってしまい、大雨の中を機材を持ったままかなりの距離を歩く羽目になってしまって、会場に着いたときはすでにヘトヘトでしたが……。
楽屋ブースは、たくさんのミュージシャンがバーベキューを囲んでいて、楽しい雰囲気でした。
僕らもそこにしばらくいて、池畑さんに肉を焼いてもらって食べたりしてました（恐縮です）。
その時にカフェ・ミルトンの方にお会いして少し話しをしたのですが、去年の渋谷DUOでのライブでの映像が良かったと言っていただけてうれしかったです。
―――フェスのサイトには「HEATWAVE × mood.films（VJ）」としっかりクレジットされていて、あの時間帯は、他の出演者も映像とのコラボレーションということで、期するものも大きかったと思います。山口洋からは「彼らにはいつも全幅の信頼を寄せているから」事前に注文はない、とのことでしたが、どのようなコンセプトの映像だったか、ARABAKIに行けなかったファンに教えてください。
渡辺太朗 今回は、「夜の果てへの旅」では今回アラバキ遠征に来られなかったメンバーの吉原君の新作映像を使いましたが、それ以外の曲では過去の映像をリミックスして使いました。「BORN TO DIE」では『land of music "the Rising"』のドキュメンタリーの映像と「フールとクール」の映像を使ったので、『the Rising』を持っている方は気づいたかもしれませんね。
やってみてからわかったのですが、フェスでのVJはテンションのもって行き方が難しかったです。これまでのワンマンのライブと違って、「流れ」をつかむのではなくいきなりトップギアから入るのに慣れなくてはなあ、というのがちょっと反省点です。僕らのVJはけっこうその場の思いつきで映像をミックスすることが多いので、「ノリ」が重要な要素なんです。
準備の関係で他の出演者の方の映像はほとんど見てないのですが、それぞれ個性的な映像だったと思うので、お客さんはいろんなスタイルの映像表現をみることができたことと思います。その中で僕らのスタイルがどう写ったのか興味がありますね。山口さんの歌詞の物語と、同時並行に流れる映像の物語が、オーディエンスの中でいい具合に絡まりあってたら大成功です。
―――『land of music "the Rising"』で、mood.filmsが担当しなかったもうひとつのDVD、ドキュメンタリー部分も、今回はバンドメンバーとの遠征で実際にご覧になったと思うのですが、オフステージのメンバーの言動で印象に残ったことは何ですか？
宮崎幸司 そうですね……出演日だったフェス初日はあいにくの雨だったのですが、途中僕が傘をどこかに置き忘れてしまいまして、まあ深夜になって雨も小降りになっていたので、まあいいかとそのまま歩いていたところ、魚さんが「あんまり濡れると風邪ひくよ」と傘を差し掛けて下さって、なんてジェントルなんだ！と感銘を受けました。
今回僕らは東京からアラバキへ、そしてまた東京へ戻って来るという単純な移動でしたが、今日は八重山、明日は東北と日々動きまわって、いつでも魂込めて唄っている山口さんのことを思うと、こんなんで疲れたとかいってらんないな。とそう思います……。精進します。
渡辺太朗 帰りの移動は山口さん、圭一さん、魚さんと同じ車だったので、窓を流れる景色を見ながら、ドキュメンタリーの映像を思い出していました。
山口さんと魚さんは「虫けら」でしたが、圭一さんは起きてたのでグラフィックデザインや映像の話をしてました。
すごいなーと思ったのは池畑さんの体力ですね。開演前も終演後も誰よりも元気でパワフル。帰りも池畑さんは一人別便で、夜には東京でライヴだったそうで、ほんとすごいです。引きこもり映像チームは見習わないといけないですね（笑）。
