2009-06-18から1日間の記事一覧

「(2001年、大阪バナナホール)雨が止むまで待つ時間もない。スタッフみんなで、『よし!』と気合いを入れて、なるべく機材を濡らさないように運んで車に積み込みました。みんな、ずぶ濡れで、シャワーも浴びず、そのまま名古屋に向かったのですが、その時の『みんなでやった感』が、今でも心に残っています」(藤井和夫)

―――20世紀末からの数年間だろうか、徒弟制度のない(あたりまえだ)ヒートウェイヴに「丁稚」(でっち)と呼ばれる男がいた。またの名を藤井和夫。ツアーやレコーディングに同行し、楽器を運び、撤収し、あろうことか、2001年のステージではアンコールに乱入…