2009-01-01から1年間の記事一覧
―――1995年といえば、阪神・淡路大震災、オウムによる地下鉄サリン事件が起こり、“どんな気がする? この時代に正気を保つのは”というフレーズの通り、「終わりのはじまり」の最初の兆候を強烈に印象づけられた年でした。ヒートウェイヴがこの年8月に発表した…
沖縄の情報誌「おきなわ倶楽部」11月号に山口洋のインタビューが掲載され、表紙もヒートウェイヴが飾っています。 ASYLUM 2009 presents http://www.sakura-zaka.com/asylum2009/index.html 11月13日(金) 那覇・桜坂セントラル 開場/開演=18時30分/19時…
―――『陽はまた昇る』を1992年にリリースしたあと、隙を見つけてはギターを持って海外を旅するようになったということですが、最初、もっとも多く訪れていたのはニューヨークのはずですよね。様々な小説、舞台、映画、音楽で描かれ、多くのアーティストが活躍…
―――1992年にはアルバム『陽はまた昇る』をリリースしています。新たな旅立ちのための別れを歌った歌が多いように感じました。怒りよりも内省。夜が終わって陽が昇る前の、手つかずな一日を迎えるために必要な音楽。 ファンとしてはバンド編成が謎でした。ジ…
―――ファーストアルバム『柱』(90年)から約8ヶ月というインターバルでリリースされたセカンドアルバム『凡骨の歌』(91年)。『柱』ではカメラ目線がなかった山口さんが、ついにジャケットカバーでレンズを見据えていますが、メジャーデビューから『凡骨の歌…
1990年、デビュー時のアーティスト写真 ―――ここでちょっとヒートウェイヴ30周年史からずれてしまうんですが、「歳月の記録」(89年)は廃盤になっていたのが、2004年に細海魚さんによるリマスタリングで再リリースされました(→★)。80年代のCDはいまそのま…
1989年、福岡・都久志会館での上京前、最後のコンサート ―――渡辺圭一さんがベースとして加入して、その頃から山口さんがヴォーカルもとるようになったんですか? 山口洋 圭一がベースを弾くようになって、ある日、ヴォーカルがライヴの前の日に辞めたんだ。…
1982年のヒートウェイヴ。ロックコンテストにて。ヴォーカルは中原、山口洋は右端のギター。この日も渡辺圭一は客席の最前列に居た。 ―――福岡には素晴らしいレコード店がたくさんあったということは何度か山口さんから聞いていますが、ほぼ同世代で岐阜育ち…
ヒートウェイヴの公式サイトのバイオグラフィーには、バンドの起源については「1979年福岡にて結成」とだけ記されている。正確な日付は不詳。山口洋、高校1年の年だ。以下に語られた結成エピソードからして、さすがに1学期ではないだろう。夏休み明けの2学期…
山口洋やリクオさんらが出演し、昨年9月、江の島展望灯台サンセットテラスで開催された「海さくらコンサート」が、今年は名称を「UMISAKURA MUSIC FESTIVAL」に改称し、9月5日(土)、6日(日)の2日間に渡って行なわれる。ステージも増え、現在発表されてい…
会場からは日本海が見えます。 去年のライヴの日の山口洋の日記はこちら。 8月6日 (木) 新潟・青山海岸 ネフ 出演=山口洋 オープニングアクト=クマガイマコト 開場/開演=18時30分/19時30分 チケット料金=前売3,500円 当日4,000円(ハーブティー付) 問…
山口洋とリクオさんによるツアーが再びスタートします。 当blogでのふたりへのインタビューは、第22回、第23回、第32回で行なっています。 山口洋 & リクオ THE HOBO JUNGLE TOUR 2009 7月12日(日)愛媛県 松山市・MONK オープニングアクト=梶虎 開場/開…
―――20世紀末からの数年間だろうか、徒弟制度のない(あたりまえだ)ヒートウェイヴに「丁稚」(でっち)と呼ばれる男がいた。またの名を藤井和夫。ツアーやレコーディングに同行し、楽器を運び、撤収し、あろうことか、2001年のステージではアンコールに乱入…
―――山口洋と、ジュエリーデザイナー中野貴さんとのコラボレーション・アクセサリーがツアー会場と、中野さんの店である東京・代官山の「knife *acoustic groove*」で販売されている。山口洋の首にいつもかかっているシルバーの羽根がそれだ。現在販売され…
HEATWAVE 30th ANNIVERSARY TOUR vol.1 "solo!" (山口洋) 6月21日 (日) 沖縄 石垣島・すけあくろ 開場/開演=19時30分/20時30分 チケット料金=前売=2,500円/当日=3,000円(ドリンク代別) チケット予約、問い合わせ=090-3796-8326(今村) 新良幸…
僕とうつとの調子っぱずれな二年間作者: 三保航太,はらだゆきこ出版社/メーカー: メディア総合研究所発売日: 2009/05/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 77回この商品を含むブログ (6件) を見る いつもこのインタビューを仕切ってくれ…
山口洋のライヴアルバム『Live at Cafe Milton』より「夜の果てへの旅」のビデオクリップ。 4月の「ARABAKI ROCK FEST.」で、「HEATWAVE × mood.films」によって上映された映像を吉原江輔(mood.films)が再構築しました。 当blogでの『Live at Cafe Milton…
ヒートウェイヴ結成30周年を記念するツアー第一弾が5月9日よりスタートします。山口洋の"solo!"、山口洋+細海魚による"duo!!"、山口洋+池畑潤二+渡辺圭一による"trio!!!"と三様のヒートウェイヴの魅力を堪能してください。 なお、ツアー初日の5月9日福岡…
「夜の果てへの旅」のための映像より/吉原江輔(mood.films) ―――4月の最後の週末、宮城県エコみちのくキャンプで開催された「ARABAKI ROCK FEST '09」に、「HEATWAVE × mood.films」として出演した、映像チームmood.filmsにインタビューしてみました。 『lan…
ホットハウス・フラワーズのリアム・オ・メンリィ、8年ぶりの来日、東京公演(5月19日・渋谷duo music exchange)に山口洋がゲスト出演します。 会場では、山口洋のライヴアルバム『Live at Cafe Milton』も販売します。 いまから10年前、山口洋のラジオ番組…
―――先日、吉祥寺での完成記念ライヴの翌々日、先週末の二日間は、宮城県白石市での『Live at Cafe Milton』奉納ライヴ! カフェミルトン開店15周年のイベントだったそうですが、二重のお祝い、いかがでしたか? 山口洋 いやいや。開店15周年と呼ぶには、あま…
―――昨夜の吉祥寺STAR PINE'S CAFEの、『Live at Cafe Milton』発売記念ライヴ素晴らしかったです。予告通り、ライヴ盤中心の選曲。さらに、驚いたことに新曲の発表もあったじゃないですか! タイトルを口にするのを気恥ずかしがってたようでしたが、「What's…
撮影=山口洋 ―――「ぱんぱかぱーん」というファンファーレと共にアルバムのマスタリング完了がアナウンスされたのが3月17日。それからきっちり1ヶ月後の4月16日、明日の吉祥寺STAR PINE'S CAFEでのライヴ会場で発売、というのは、通常のレコード会社の進行…
撮影=山口洋。上から秋田道、雪の山形道、そして東北道(2008年) ―――「Life goes on」の歌詞の原型?が記された昨年9月の日記の文中に、ブルース・スプリングスティーンの「born to run」のことも短く触れられています。 対して、ライヴアルバム『Live at …
撮影=山口洋。2008年12月27日、「月の庭」にて。 ―――ライヴアルバム『Live at Cafe Milton』インタビュー。収録曲の話、前回の続きです。 100曲以上あるはずのヒートウェイヴの楽曲の中でも、「灯り」はもっとも情景が浮かんでくる曲だと思います。 〈海を…
―――WBCの投手の投球数制限を見て、先発完投を目指す野球は完全に時代遅れのものになったなあって思いました。マラソンだと、どんなレベルのランナーでも完走タイムを想定してペース配分を事前に組み立てます。ステージに立つときもきっとそうですよね? 序盤…
蔵王、2001年。撮影=山口洋 ―――かつて自分のラジオ番組で「歯医者で聴きたい歌特集」なんて企画をやってたとはいえ、まさか蔵王まで歯医者に通うとは思ってもいませんでした。というわけで「虫歯を持った渡り鳥」に中断されたインタビューの続きです。 前回…
―――再び、詩人、長田弘さんの言葉を引用させていただきます。〈旅の経験を決めるのは、じつは旅そのものではなく、旅のあとの話だ〉という言葉です。だから、長い旅の結実であるはずのライヴアルバム『Live at Cafe Milton』が届くまでの間にもう少し、旅の…
約3年にわたった山口洋ソロツアー“on the road, again”の最終地、宮城県白石市のCafe Miltonでの昨年12月のライヴを収めたライヴアルバム『Live at Cafe Milton』が完成しました。収録曲は以下の全11曲。 01. Introduction 02. 夜の果てへの旅 03. 風の強い…
撮影=山口洋 すでにホームグラウンドのひとつとなった宮城県白石市のCafe Miltonで2月21日(土)、2009年初の山口洋ソロライヴが開催されます。山口洋とCafe Miltonのマスターとの対談は当blog第33回で。では、今年初の山口洋インタビューをお届けします。 …