「聞こえてたよ。本当にたっくさんのオーディエンスが来てくれて、嬉しかった」山口洋

―――昨夜の吉祥寺STAR PINE'S CAFEの、『Live at Cafe Milton』発売記念ライヴ素晴らしかったです。予告通り、ライヴ盤中心の選曲。さらに、驚いたことに新曲の発表もあったじゃないですか! タイトルを口にするのを気恥ずかしがってたようでしたが、「What's so funny 'bout love, hope and patient」ですよ! 愛と希望と忍耐を歌うことはなんにもおかしなことなんかじゃない! みんな初めて聴いてる曲なのに、客席から勝手にストーンズの「悪魔を憐れむ歌」のコーラスをかぶせて歌ってたのも良かったです。あれ、ステージでも聞こえました?
山口洋 聞こえてたよ。本当にたっくさんのオーディエンスが来てくれて、嬉しかった。
スター・パインズのオーナーとも話したんだけど、長い時間をかけて、それぞれのオーディエンスが「それぞれの」愉しみ方を育ててるよねって。同じ瞬間に泣いてる人も居れば、笑ってる人も居る。それが嬉しかったなぁ。サインにもあれだけ並んでくれて、ありがとう。みんなの日々の中で、音楽が響いてるといいな。
―――ライヴ盤収録曲の「ボヘミアン・ブルー」のときの歓声もすごかった。知恵のない勇気だとか、勇気のない知恵だとかというよりも、まともな神経をしてたらブルーになるしかない狡猾な暴力がはびこる世界にぶっ放したロックンロール。この曲を書いた1997年当時の思いを教えてください。
山口洋 俺はその時、全ての契約を「失って」たのよ。レコード会社も音楽事務所も。レコード会社はクビ。事務所は自分で辞めた。フリーターですらなかった。
で、俺は外国に居て、とある有名なミュージシャンに「俺、今何の契約もないんだよね」って云ったら、「お前、バカじゃねーのか。契約ってもんは俺たちがレコード会社に対してするもので、お前の才能は何も失ってねーだろ」って。目が覚めたよ、それで。
だからこの曲は一気に書けた。そしていくつかの曲をあっと云う間に書いて、彼が云う通り、新しいレコード会社も事務所もすぐに決まった。そんなもんだよ、人生なんて。
―――明日、明後日はカフェ・ミルトンでの凱旋公演ですね。もう現地に到着しました? もしかしてリクオさんやら、新良幸人さんやら、下地勇さんらイベント出演者たちもみんな集結してますか? 現地のただいまの状況を実況お願いします。
山口洋 はい。何だか、日本中から、わわわらと人が集まって、凄いことになってます。前夜祭が今からあるみたいだけど、俺は昨日、完全燃焼したんで、早めにホテルに帰ります。
(インタビュー 続く)
cafe milton presents 15th anniversary
Miltoniana music Live 白石 2009 〜15年目の音楽開花宣言!〜
4月18日(土)Live!Miltoniana at 碧水園能楽堂
開場/開演=10時/10時30分
チケット料金=5,000円(自由席)
出演=山口洋リクオ坂本サトル新良幸人大島保克下地勇/Yukie/すみれ
チケット販売=カフェミルトン店頭、及びお電話にて受付中
問=カフェミルトン TEL_0224-26-1436
4月19日(日)Live! Miltoniana at カフェミルトン
開場/開演=17時/18時
チケット料金=6,800円(入場整理番号付-自由席/ドリンク代別)
出演=山口洋&リクオ新良幸人&大島保克下地勇
チケット販売=カフェミルトン店頭、及びお電話にて受付中
問=カフェミルトン TEL_0224-26-1436