9月のツアーでボックスセット、会場先行販売


ヒートウェイヴのメジャーデビュー20周年を記念して、1990年〜95年のエピック・ソニー時代にリリースされた全ての作品をコンプリートしたボックスセット『EPIC YEARS 1990 - 1995』は、Sony Music Shopと、Artist-Direct Shop 405で予約受付中。また、9月のヒートウェイヴのツアーで会場先行販売されます。
TOUR 2010 "光"
9月17日(金) 名古屋・HeartLand STUDIO
開場/開演=18時30分/19時30分
チケット料金=4,500円(税込/ドリンク代別途500円)
問=HeartLand STUDIO(Tel_052-202-1351)
9月19日(日) 大阪梅田・umeda AKASO(旧・BANANA HALL
開場/開演=18時/19時
チケット料金=4,500円(税込/ドリンク代別途500円)
問=ソーゴー大阪(Tel_06-6344-3326)
9月20日(月・祝) 福岡・DRUM Be-1
開場/開演=18時/19時
チケット料金=4,500円(税込/ドリンク代別途500円)
問=TSUKUSU(Tel_092-771-9009)
9月24日(金) 東京渋谷・duo MUSIC EXCHANGE
開場/開演=18時30分/19時30分
チケット料金=4,500円(税込/ドリンク代別途500円)
問=SOGO TOKYO(Tel_03-3405-9999)
山口洋、渡辺圭一、池畑潤二、細海魚の4人がステージに揃ったのは、2003年1月15日の渋谷ON AIR WEST。まだ「ヒートウェイヴ」との名を冠せず、バンド名ではなく出演者として4人の名前を列記、「野獣始動」と称されたこの夜のライヴが、現在のヒートウェイヴに繋がりました。
しかし、その前、2002年3月25日に「トリオ・ザ・玄界灘」なる、山口洋、渡辺圭一、池畑潤二によって行なわれたステージが、この起源となったのです。以下に当時のライヴレポートを掲載します。
〈(前略)そして登場したのは、ベースの渡辺"地獄"圭一と、「オレと圭一がガキの頃からのヒーロー」と山口さんが紹介した、元ルースターズのドラマー、池畑潤二。この「玄界灘」と名付けられた純九州人トリオバンドの初お披露目。一曲目は「INTERNATIONAL HOLIDAY」。池畑さんは大きな太鼓(バウラン)を抱え、ジャングルな雰囲気いっぱいのビートを叩き出した。進化を繰り返すこの曲が、また新たな魂のグルーヴを得た瞬間だ。続いて「水中にお連れします」の曲紹介で始まった「スウィム」。それは一見クールに感じた水の中に、いつのまにかどろりとしたマグマが流れ出すような、静かで熱いうねりを感じさせる演奏。立て続けに底力を見せ始めたところで、はやくも前半終了、15分の休憩。
後半戦は堂々たるインスト「ヒヲウのテーマ」から、爆音のロックンロール大会へ突入。体中からリズムを放出する。池畑さんのパワフルなドラムスタイルを目の当たりにして、圧倒されっぱなし! 「NO REGRETS」「荒野の風」……凄まじいテンションの音が鳴り続ける。「NO FEAR」では、ふとした瞬間にバンドの息が乱れた。曲を止めぬまま、サビからリベンジの合図をする山口さん。初ステージのトリオ、どうなるのか?と思ったら、一度でバッチリとはいかなかったけれど、後方から二人の様子をジッとのぞき込み、タイミングを見守る池畑兄貴の表情に、大きなやさしさを見てとれたひとコマだった。そして全編で山口さんが、そんなすべてのグルーヴの上に身を預けて、ギターを弾き歌を歌っている表情が実に印象的だった。
アンコールでは、渡辺さんの「オレたちスゴイ髪型になってると思うよ」のひと言から、タオル巻きタイムへ(頭部の大きさのためか悪戦苦闘)。トリオ・ザ・タオル頭。ユーモアも味方につけて、加速したま一気に駆け抜ける。ラストは渡辺さんが歌う「CHICKEN SHIT」。ボーカルマイクにエコーをこれでもかとかけ、まるでヘヴィメタの世界! 破壊的なまでに強力なステージが終わりゆくのを、見届けた満足感は格別だった。〉(「東京地獄新聞」第77号/文=下村祥子)